こんにちは、管理人のU2です。

久々の投稿です。昨年いっぱいは毎週1回の投稿を課していましたが、今年からは不定期にしようと決めてはや2ヶ月が経過。偶には近況報告しようと思います。

先日、臨床傾聴士としての実践・研究発表会が行われ、café Rodgersについての活動報告をしてきました。そこで、参加者のお一人から「カール・ロジャーズとはスペルが違うが名前の由来は?」との質問をいただきました。時間もなかったので「なにかあったらカール・ロジャーズにかえりたいとの思いと、そのままの名前を冠するのはおこがましいので・・」等と簡略に答えてしまいましたが、実際の由来がありますので、折角の機会なので記載しておこうと思います。

café Rodgersとは

Rodgers(ロジャーズ)という名称には、カール・ロジャーズ(Carl Rogers)に由来する「傾聴」や「対話」の哲学が込められています。

しかし、そこにあえて「d」を加えたのは、対話が受容・共感・一致にとどまらず、一歩踏み出す「動的(Dynamic)」な要素を持つことを示唆しています。「d」は Dialogue(対話)、 Development(成長)、Depth(深み) を象徴し、参加者がしっかりと話を聴くだけでなく、互いに影響を与え合いながら思考を深め、新たな視点を開く場を目指すという意図を込めています。

カール・ロジャーズの「クライエント中心療法」が相手の内なる声を引き出すことを重視しているのに対し、「Rodgers」はその先にある「共創的な対話」も重視し、対話が生み出す変化やアクションを促進することも目的としています。

この名称には、カール・ロジャーズの傾聴の理念をベースとしながらも、参加者同士が互いに耳を傾けることにより、自然と言葉を交わし合う「対話による変容」への願いも込められています。

傾聴力も未熟なくせに我ながらよくやるなぁと思います。そして、実験的な側面も多分にありますので、先が見通せない怖さもあります。でも、大好きなデビッドボウイを見倣ってチャレンジし続けていきたいと思います。

この記事を書いた人

U2
ウキウキバリューで企画・制作を担当。際立ったスキルもないどこにでもいる中年のおっさんですが、かけがえのない人生、やりたいことをやりたいように歩んでます。